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映画「日本で一番悪い奴ら」

2016年6月15日(土)

毎度の映画をマイプロデュース!

映画「日本で一番悪い奴ら」を観てきた。多分今週公開の邦画作品。
そもそも邦画なんて観ないので珍しいわけで、またなんで邦画なんて・・・と自問自答!?

先週、たまたまNETFLIXでこの日本で一番悪い奴らと同じ白石監督作品「凶悪」をみてしまったわけで続編というか第二弾のこんかいの作品に興味を持ってしまったと。
凶悪は文庫本を先に読んでて、近年あまり例のないまさに凶悪事件の実話なんですよね。

純ちゃん ぶっこんじゃいましょう・・・・と不動産開発会社の通称センセ(三上)が元暴力団組長の純ちゃん(後藤)と共謀し、保険金殺人を繰り返すという残忍でまさに凶悪。
殺人罪で逮捕され服役するが、実はこの事件の他にも3件の殺人事件を出版社に手紙を書き暴露。上申書殺人事件で検索すればヒットするね。

で、あまりにも極悪・凶悪犯罪を映画にした作品なのだから、「日本で一番悪い奴ら」だってスゴいんだろうなあ、ってことで

川崎109 9:25の上映会。

多分、昨日か今日か公開にもかかわらずそんなに混んでいないのね。エグゼ以後はそれなりなのかもしれないけど、その前のエコは3人しかいなかったもの。んーーー朝が早すぎたのか、そもそも興味が無いのかしらないけど・・・・

1990年から2000年初頭にかけての北海道警の不祥事の実話を描いた作品。実話を基に・・・ってのは大好きなのでそれだけですぐに観たくなりますね。学生時代柔道に明け暮れ就職先もロクに決まっていない諸星(綾野)に道警から柔道の強さ(日本一)を買われ警察官へ。刑事になったものの、正義なんてクソくらえだ!?悪党を根絶するなんて笑い話!?所詮、刑事は点数稼ぎでナンボの世界と先輩刑事である村井(ピエール瀧)に叩きこまれ、ダークな世界に飛び込む諸星。ススキノの飲食店から暴力団事務所とあらゆる場所に自分の名刺を配り宣伝。
そこから人脈づくりが始まり、シャブやらチャカやらをタレこませ検挙し点数を上げていく。
刑事なりたての頃こそ、できない刑事だった諸星がダークな世界に足を突っ込み検挙数アップとなりやがて道警きってのエースとなっていくが・・・・

1995年警察庁長官狙撃事件をきっかけに全国の警察へは、銃器の取り締まりの強化を求められ「銃器対策課」が発足。マル暴刑事だった諸星も銃器対策課へと異動となり、そこで上司から言われたのは「何がなんでもチャカの押収量の増加」。身銭に切ってチャカを買い取り押収量アップに貢献するものの、さらに押収量の増加をもとめる上司と、なかなか集まらないチャカ。

ストーリー的にはよく出来ているけど、綾野剛でよかったのかなあ。もう少し世代的に上の俳優のほうが良いような・・・・。いや綾野剛の演技は悪くないしよくもここまで暴れるわって感じで、元暴力団員の黒岩(中村獅童)と悪のツートップみたいでお互いマジ!!って感じです。

凶悪ほどの残忍なシーンは無いけど、これが実話で当時の関係者で逮捕されたのは諸星だけってのはどうなんだろう。つい先日もシャブの売人と共謀して事件調書を捏造していた?道警の警部補が捕まったってニュースがあったし、あれから10数年も経つけとなんら変われない道警って。日本で一番の悪からは足を洗ってほしいものだ。

凶悪では元暴力団組長だった後藤役のピエール瀧。今回は諸星の先輩役だったわけだけど期待しすぎなのかあまりインパクトが無くて残念。

20キロの密輸予定だったシャブ、実は130キロ近く密輸され信頼していた黒岩(中村獅童)に渡すもののそのまま行方知れず・・・・その後の黒岩ってどうなっちゃたんだろう。

そして道警の関係者の今って・・・・

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