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映画「ハドソン川の奇跡」

2016年9月24日(土)

今週も映画ネタでプロデュース!

先週のスーサイドスクワッドに2600円も払ってアレだもんなー。一体なんてこったってカンジ。まあたまにはハズれはありますわね。
さて今週は予約して決済したら1500円!?あーーちゃっかり学生料金にでも選択してしまったかと思ったら、109シネマのなんちゃらキャンペーンで大人1500円!安い!

映画 ハドソン川の奇跡「sully」

トム・ハンクス、イーストウッド作品だね。一体トムは今年何作品に出てるんだろ!?ブリッジオブスパイ、ハドソン川、インフェルノ ちょっと出過ぎじゃない!?
まあ好きな俳優なのでいいけどね。

ハドソン川の奇跡は実話をもとにした作品で記憶にある人も多いよね。USエアの1549便がニューヨーク・ラガーディア空港離陸直後にバードストライク。両エンジンが停止しハドソン川へ不時着水。しかし幸いにも乗客乗員155名は全員無事に救助され、機長であるサリー(トム・ハンクス)は英雄扱いとなった。

ってのがおおよそが知っている内容なんだけど、この映画では実は・・・・・・と続き、事故後にNTSBやマスメディアから受ける英雄とは程遠い取り調べやバッシングについて詳細に描いたものって言ったほうがいいのかなあ。あれは不時着水ではなくて墜落じゃないのか?なぜ不時着水する必要があったんだ?飛行場に戻ってこれたハズだ?両エンジンが停止?いや右エンジンは生きていた?などなど、機長や副操縦士に良からぬ容疑をかけられてしまう。
なので事故までの映像はなかなか出てこなくて、このまま最後まで無いのかも!?って思うようなつくり。なので取り調べシーンから始まり、家族(妻)に「実はこんな事故で・・・」という回想する際、バーで飲んでて回想するシーンなどで初めて離陸から事故、着水、救助、救助されホテルへ待機させられるシーンまでが流れると。

こういう飛行機モノってどこまで忠実に再現できるかって旅客機好きには気になるところ。よくTVで航空機事故のシーンを撮影したものが出てくるけど、学芸会で作り込んだのかい!?てくらいに駄作映像ばかり(ヘッドセットなんてPCで使うオモチャみたいなものだったりするよね)でウンザリなんだけど、そこはハリウッドですわね。実機シーンはさすがによくみるとCGっぽいけど、コックピット内のやりとりや、ハドソン川のシーンなんかはよくできてます(撮影用にA320のモックを組んだのでしょうけど)。

あれだけの事故を起こしても、サリー、ジェフ(副操縦士)共に事故中の飛行機を操縦しているとは思えない落ち着き振りには驚き。エンジンが停止することはあったとしても片方まで。両エンジンが停止する確率なんてのはまずありえないわけ。なのでその手順はQRHの最後の最後に記載され、その手順も複雑で多く、高度条件も上空だった場合というもの。なので、この事故のように高度が低い場合ではそんな悠長ことをやっている間に墜落してしまうわけで、APUを稼働させる手順っていうのは15番目。両エンジンが停止してしまうとオルタネーターも停止してしまうわけで機内の電気系統、空調系統のすべてを失うこととなる。その状況を咄嗟の判断でサリーはAPUのスイッチを入れ、電源の確保を行う・・・・。

アメリカンスナイパーに続くイーストウッド作品。かっこよい作品続きでいいじゃない。2016年ベスト作品にノミネートだね。

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