サイトアイコン KINOSHITA PRODUCE.

Nikon Fan Meeting 2018 東京会場行ってきた。Z7触ってきた。

今年もニコンのファンミーティングへ行ってきた。昨年に続き二回目。昨年はTFTだったけど今年は渋谷。家から近いけど渋谷からちょっと歩く。生憎の雨模様の中テクテクと軽い坂道を登ると会場である、ベルサール渋谷ファーストがあり、そこのB1を使って行われている。
東京会場2日目。到着は10時10分頃だったかな。

先月ニコンからファンミーティングのお知らせが届いたんだよね。特にこのハガキが無くても入場できます。


まずはニコンのカタログ他諸々が入った紙袋とワッペン!?を受け取ることに。

上段はお気に入り、または普段使いのカメラ名を記載、中段は同じようにレンズを、最下段はメッセージを書く項目になっていて、自分で記入したら左肩か左胸に貼って入場となります。(写真は帰りに撮影したもの)
カメラで目立ったのはD750,D810あたりかな、次いでD500とか。レンズは様々だけど24-70,70-200、16-300とか色々。
最下段のメッセージには「Z7買います!」「Z6狙ってます!」というメッセージが多かったねえ。

多分、このファンミーティングに来る最大の目的ってみんなZ7,Z6狙いだから、ここを訪れたほとんどの人は買い!なんでしょう。なのでニコン側も入場者数を弾いて6~7割くらいは買うっていう計算しても間違いないと思うなあ。

まあそんな自分もZ6は買いですけど・・・・


紙袋の中はこんな感じ。水の小ペットボトルが入っているのはありがたいね。今日はそんなに暑くはないけど待っている時間や講演中などの水分補給はしたいもの。右側のカタログ「MIRRORLESS REINVENTED」は厚めのカタログなんだけど開発スタッフ33名のストーリーとしてどんな思いで開発していったかという内容となっており、開発陣の顔が分かるのは自信と信頼の証ではないでしょうかね。帰りの電車の中で読んだけどとても頼もしく思えたな。

そういや、今回は開発陣の座談会みたいなコーナーは無かったような?


Z7体験コーナーにて。10時過ぎの到着ですでに25番目ほどかなあ。待つこと15~20分ほどでついに念願のZ!「Z7-24-120mm」の組み合わせ。
何枚も撮影したのだが、途中からRAWで撮影して持ち帰ってView-NXiなど現像ツールを使おうとしたらファイルが対応していません・・・・ってえーーー。

なので、最初に撮影したこの1枚のみ公開です。RAW表示は可能だけどJPEG現像がエラーになるので、ソフトがまだ対応していないみたいだね。


Z7の感想は・・・

想像以上だった。


まずはファーストインプレッションとして手にした感覚はニコンだね。多分ニコンユーザーなら何も気にせずにシャッターを切ることができるのかと思う。ミラーレスなのでコンパクトだし軽量なのはわかるけど、気にしていた、軽すぎないこと!小さすぎないこと!は無く、しっかり一眼レフをホールドって感じだったのは良い。はい、いつものあのニコンのカメラを手にしたオペレーションは同様な感覚で触ることが可能です。

■アイセンサーと再開

ファインダーに目を近づけるとファインダーがオンとなり、ファインダーから目を離すとファインダーがオフとなり液晶がオンされるアイセンサー。便利だね。いかにもミラーレス!って感じの機能だけど、多分だけどそもそものアイセンサーの元祖ってミノルタのαだよね(機能は違えど)。自分がフィルム一眼を初めて買った際のαはアイセンサーにグリップセンサーは付いていたんだもの。もう平成一桁の時代?え?もしかしたら昭和60年台の話しなのか?
なので、この動作を感じることで久々感というか懐かしさを感じたんだよ。


■EVFスゴすぎ

いやもう、このZ7のスゴいのは電子ビューファインダー(EVF)の性能がスゴすぎるに限る。ソニーのαのグタグタドロドロの遅延ファインダーを例にしちゃうのでZも多少なりとも遅延があるのかもと思いきや、ほぼ皆無。これはホント素晴らしい。多分このEVFの性能だけで買いです。
どうしてあの遅延ダラダラファインダーで使いこなせるのか不思議なくらいだわ。


■16mmのフランジバック、55mmのマウントは諸刃の剣

これは良し悪しというか良しとしないとダメなんだろうけっど、実機を触った後に製品説明カウンターにて係の方と対面でお話しながらカメラを操作できるコーナーで、レンズを外してFTZを取り付ける際にマウント部分やセンサー部分を拝見。センサー近い!大きい!。→ホコリ気になる。
んーーー従来機以上に気になるよなあ。これは係の人も言ってた。でもセンサークリーニングのグッズの販売や講義も多く開催するとのことでできれば参加してもらいたいとのこと。
でも、見えやすいからホコリも発見しやすいのか。
いやーーーーでも、このマウントの大きさとセンサーの近さを気になるなあ。慎重にしないと。

そしてこのマウント装着のひねり幅が僅かってのも驚く。Fマウントは34mmなのだが、Zマウントは2/3程度の20mm少々だったような気がするなあ。それでいて防塵防滴仕様が保てるっていうんだから大したもんだわ。

αはフォルムはかっこよいが防塵防滴仕様という面ではちょっと心もとない。今ではミノルタの技術者魂は無くなったのか。


自分の後ろにも続々と並んでいるので細かい設定まで確認するようなことは行わずに退散したけど、ミラーレス独特の操作はあるが、概ね従来とさほど変わらないかなあ。ただ、連写モードは左上のダイヤルではなくて液晶面のボタンとなった。あとは表示の方法は戸惑うかなあ。例えば、ファインダー内のみで液晶モニターは使わずに全ての操作と表示を行うことができるとか、逆に液晶モニダーだけとか、自動で切り替えるとか。なのでバッテリーの持ちを考えると使う人がスマホのバッテリーを節約するために四苦八苦するように、自分自身で最良の設定行う必要があるのかと思う。
ちなみに、バッテリーはEN-EL15bで従来型のEL15a,EL15も使えるけど撮影枚数が全然異なるようなので、できれば15bを2本、サブとして従来型を持っておくのがベストとのこと。

■バッテリー、EVFは苦労した

この手の電子機器ってほんとバッテリーの消耗をいかに減らすか、いやそれよりも性能向上とそれぞれの技術者が相当苦労したようだし、またこの光学ファインダーに劣らないEVFも大変だったんだろうなあ。

■S-Line軽い

新レンズ。S-Line。購入予定の24-70mm/F4。試しにFTZ越しに24-70/F2.8と比較したらメチャ軽い。F2.8との比較は無いのでしょうけど、S-Lineって全体的に軽いのかな。DXのレンズみたい。


■阿部秀之先生の講演

その後はちょうど阿部秀之先生の講演が始まってたので聴講。
「ミラーレスと一眼レフ」というお題でご自身撮影した北海道は札幌にある丸山動物園のシロクマの写真や、ドバイから横浜までの船旅の際に立ち寄った中国は揚子江の写真などZ7やD850それぞれの特性についての講演。昨年も同じような時間帯で阿部先生の講演を聞いていたけど、阿部先生の話しって面白い。

巷では瞳AFが無いのはダメっていうけど・・・・?

これについて阿部先生は、そもそも瞳AFって必要なのか?あーーそれは分かる。そもそもそれくらい自分の腕でヤレよって思うもの。なのでニコンとしては二番煎じで機能を備えることというのは、高性能である必要があるが、そもそもそんなに必要とされていない機能に力を注ぐ必要があるのか?と考えた場合、特にいらないと至ったようだ。そもそもおいら人物撮らないし。

XQD、1スロット意味

これは気になる点だよね。そもそも1スロットってどうなんだろって不安な人も多いかと。でもXQDの信頼性を考えると1スロットで十分なんだって。SDと比較するとエラーの発生率は比較にならないレベルのよう。XQDの採用については最も高速で安定して大容量、そして今後登場するCFexpressの規格はXQDを包括することなので、XQDを選択肢というのは間違いない話しだったわけだ。CFexpressは容量1TB、1400Mb/Sという今のXQDの何倍もの性能。かつては比較的小さい容量のメモリを何枚も分けて使うことが推奨されたが、それはSD時代の話でXQD以降の規格は大容量を1枚持つことで十分という考えのようだ。やはり何回も抜き差しするよりは大容量1枚で収めるということになるのだろうか。
「XQDをすでに使っている方?」とい問に、聴講者の2/3程度はXQDユーザーだったのに驚く。そっかすでに採用後6年、古いユーザーだとD4だものね。でもほとんどはD500とD850ユーザーだと思う。

ちなみに先生もSDをPCに差し込んだら「フォーマットしてください」というエラーが出て冷や汗をかいた経験があるとか。※撮りフェス室蘭で経験したっけ。

XQDはソニー1社だけど、えーーーソニーじゃん!と引いちゃうニコンユーザーもいるようだけど、そもそも部品のー部をソニーを使っていることもあれば、別にソニーは敵ではなくて、今回Zを発表したことでミラーレスカメラの分野でライバルになったというのが正解なんだな。


EVFの技術

気になるよね。あのスムーズな光学ファインダーと大差無いファインダー。この一点だけで買い!と言いたいくらい。先生も「そもそもEVFなんて電子機器の性能を上げればいいんじゃないのー」風な考えだったようだけど、実はそうも行かず、ここで力を発揮したのはまさにニコンの得意分野である「光学技術」との組み合わせなんだと。

なのでもし今後、各社がミラーレスを発表した際にはこのEVFの性能がいかに光学に近づけているかが良し悪しの判断目安になると言っても良いと思うなあ。

後発のニコン

なんで今さらニコンはミラーレスなんだ!?という意見も多いと聞くが・・・これについて阿部先生は、ニコンはD4,D5,D500,D850とデジイチを普通に開発してきただけで、別に遅れているわけでもなければ早まっているわけでもない。たまたま時期がきただけ。



最後にZ7+500mmで遊んできましたとさ。
マウントアダプタを付けることによって約300種のレンズに対応。動作も何ら変わらずです。ただZ7が小さすぎてまるでコンデジでも付けている感覚。
この右隣のブースにPFレンズを搭載した新500mmがあるんだけど、めっちゃコンパクトでビックリ。手持ち用500mmみたいな感じで重さはこの500mmの半分以下だとか。値段は500Kほどだったかと。


ファンミーティングショップで購入したもの。恒例のストラップの他、ポロを買ってみた。昨年にストラップは100週年記念Verで今年は赤でファンミーティング2018のロゴ。

お昼過ぎに退散。

さて、昨年は100周年記念とD850の発表、今年はフルサイズミラーレス一眼の発表、ではもし来年も開催されるとなると、一体なにがテーマになるんだろう?


なんだかんだダラダラ

書いてしまったけど、帰宅してネットのニュースを見たらでパナのルミックスがフルサイズミラーレスを投入するとやら、あーーーついにそっちか。パナって行き詰まっていたんじゃないかな、そもそもルミックスのGHユーザって4K動画を撮影したいYouTuberあたりの御用達だったんだけど、そもそもデジイチで動画なんて撮影しないし、なのでついに静止画にも本腰入れたって感じなんだね。でもターゲットってやっぱりYouTuberなのか?ちなみにG7を借りたことがありますけど色が濃すぎて苦手でした。

そしてキャノンはEOS Rを投入との情報。きっと電気屋さんなのでスーパーハイスペックなものを揃えてくるとは思うけど、このキャノンも大変なのは従来の資産をどう受け継ぐのか気になるところだよね。ただキャノンの販売力は「何がなんでも売り切る営業力」はどこにも負けないものを備えているので、えーーーーーーそんなに良い写真かあ?と疑っちゃいけないような画質でもなぜか力任せに売りきちゃうところがキャノンらしさって感じで動向を見守りたい。

モバイルバージョンを終了