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高尾の「多摩森林科学園」へ桜の勉強をしに行ってきた。

2019年3月23日(土)。高尾の多摩森林科学園へ桜の勉強をしに行ってきたをマイプロしてみる。

3月22日(金)平日休みを利用して高尾までやってきた。遠いっ。立川まで南武線でやってきて、立川から2~3駅くらいかと思ったらその先もまだあるんだね。立川から18分だったかな。やっと着いたよ高尾。そういや高尾って言えば、かつて禁断の夏登山縦走をしに車で来たことがあるほか、八王子ジャンクションはよく利用したな。
高尾の駅前のバス停には、陣馬高原下行きのバスが1時間に1本くらいで走っていてね。懐かしいな。その高尾山の麓に車を置いて、高尾山から陣馬高原下まで縦走して帰りは陣馬高原下からJR高尾駅までバスで下りてきて、JR高尾から京王高尾山口まで電車で移動して帰還したんだよね。なので陣馬高原下を見てああ懐かしいって思った。もう夏の低山登山はやらない。命がけだったし 笑


なぜ多摩森林科学園へ行ってきたかというと、桜だね。ここは全国からの桜が保存林として植えられていて研究されている場所なんだよね。桜の研究している場所があるなんて知らなかったよ。しかもいい季節だしね。桜=ソメイヨシノと思いつくだろうけど、実はそのソメイヨシノの後に咲く俗に言うサトザクラがいいんだよね。いつもこの時期には都内庭園を巡ってサトザクラの写真をたくさん掲載することになるけど、今年はそのソメイヨシノ他、サトザクラたくさん!を目指すために足を運んでみたわけ。

とは言ってもこの前の日にやっと都内でもソメイヨシノの開花が宣言されたばかりなので、サトザクラたちはまだまだ蕾。なので今日はロケハンってところかな。

高尾駅北口をまっすぐ。右カーブのやや急坂を登りきり信号が見えたら左手に入り口がある。徒歩10分くらいかな。この急坂がポイントだけど森を探検するくらいの人なら軽く歩けるはず。

入園料300円。年間パスポート1200円。1200円かー。券売機の前でめっちゃ悩んだ。少なくともこの桜の季節で2度は最低訪れるだろうし、もしかしたら3回としても、桜のシーズンが終わった後の夏でも秋でも来ると考えたら年4回って案外簡単に来れちゃうような・・・迷った迷った。けど結局買わずに普通に300円のチケット買ってしまった。


D850 + 24-70mm 32mm MODE:A 1/400 F5.6 ISO200 WB晴天

ゲートから入ると正面に「森の科学館」があります。帰りに立ち寄ったけど、勉強になるわ。是非とも立ち寄るべし。


D850 + 24-70mm 70mm MODE:A 1/640 F5.6 ISO200 WB晴天

なんとかスミレだと思う。

D850 + 24-70mm 70mm MODE:A 1/640 F5.6 ISO200 WB晴天

園内にはこのような標識や説明板がたくさんあって助かります。子供でもわかるようにひらがな表記もあるんだよね。

あ、そうそうこの多摩森林科学園の正式名称は
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 多摩森林科学園 となるそうで、農水省の所管になるのかな。本部はつくばなんだって。


D850 + 70-300mm(300mm) MODE:A 1/1000 F8 ISO200 WB晴天

早咲きのさくらに鳥が止まっていた。なーーんだ、ヒヨドリかあ。ここは山深くいろいろな鳥のさえずりが聞こえるんだよね。遠くからはウグイスが早速、歌をマスターしたようだし。早春のウグイスってどうして歌が下手くそなんだろ。それが暖かくなるにつれ一丁前になるんだよなあ。

D850 + 70-300mm (300mm) MODE:A 1/320 F8 ISO200 WB晴天

ちょっと見にくいけどモンキチョウだね。よく見かけます。

D850 + 70-300mm(70mm) MODE:A 1/500 F8 ISO200 WB晴天

なんとかサクラ。地面を見てわかるけど、看板が多いでしょ。これはホント助かるねえ。なんの木でいつから植樹されたなんか書かれています。もっと時間が経つと賑やかになることでしょう。


D850 + 70-300mm (280mm) MODE:A 1/400 F8 ISO200 WB晴天

はい!本日の真打ち登場。初めてみた蝶。ここにはこの蝶がたくさん見かけるけど一体?調べたら、テングチョウだって。タテハチョウの一種のようで、特徴は前翅の先端が天狗の鼻のようになっている。成虫のまま越冬するっていうからたくましいなあ。暖かくなって気分もウキウキなんだろうなあ。

D850 + 70-300mm (70mm) MODE:A 1/320 F8 ISO200 WB晴天

園内は結構高低差があって高台まで登ると東屋があった。猿に注意とか熊出没注意など看板があって都内だけどすっかり森の中なんだね。たしかに高尾山近いものね。こういうアウトドアスポットって好きだなあ。最近めっきり登山もしていないからちょっと久々感と新鮮さを感じた。この高台のベンチでお弁当を食べている方がいてとても美味しそうに見えたよ。

D850 + 70-300mm (300mm) MODE:A 1/500 F8 ISO200 WB晴天

割とどこでも見かけるツマグロヒョウモン。右の翅が傷ついているようで気の毒だった。ツマグロヒョウモンって結構人懐っこいところあるんだよね。


約1時間半ほどかけてぐるりと回ってきたけど、思った以上にボリューミー。できればちゃんとしたアウトドアスタイルで歩きたい。もちろん足元は運動靴よりアウトドアシューズのほうが良い。足元は良かったしサングラスもしていた。けど、帽子まではね。今日みたいな天気では帽子必須でした。

その後は麓の森の科学館でサクラについていろいろ調べてみた。ソメイヨシノってそもそもは、母:エドヒガン。父:オオシマザクラの掛け合わせで人工的に作られた樹木で江戸時代に吉野桜として染井村(今でいう豊島区のあたり)で発祥。その後、明治時代に爆発的に全国へ広まったそうだ。

現在あるソメイヨシノのほとんどがこの明治期に広まったもので樹木としては歴史が浅く短命と言われるようだが中には樹齢何百年というサクラもあるようだ。

ソメイヨシノの果実の種子から、苗を育てたとしても同じソメイヨシノは咲かないらしい。ソメイヨシノを増やすのには、台木に接ぎ木して増殖していくのだとか。でもなんで種からサクラにならないんだろう・・・・!????

サクラを簡単に見分ける方法として、樹木の樹皮が横向きなのはサクラ。ただしエドヒガンだけは縦。へーーーーだね。

この科学館に掲示されているほぼすべての展示物を読ませてもらったけど勉強になったなあ。

さて次回はヤマザクラ(サトザクラともいう?)の季節にでも訪れてみよう。なので4月中旬から下旬頃、場合によっては5月上旬でも楽しめそうだな。

帰りは高尾発東京行の中央特快。爆睡だった。立川あたりまで記憶があったけど起きたら四谷だった。中央特快だと東京まで55分。速いような?遅いような?

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