2019年5月19日(日)
インプレス・フォトスクール「デジタル写真必修」受講その5日目(光)についてマイプロデュースしてみる。
5月18日(土)。今週もフォトスクール。今日は光。今回の光と最終会の構図は一番気になっていた講義なんだよね。
写真=どれだけ光が読めるか・・・・と言っても過言じゃない!?
日本では写真のことを、真実を写し出すと解釈するようだが、欧米ではPhoto graphと言う。光を描くと訳される。
ただ真実を写し出すことが写真という割には、デジタルの時代になって真実じゃない要素で塗り固められた写真が多くなってきたのも事実。
光ってちゃんと理解しているのか?
毎度言われるように、後でパソコンでなんとかできるから。RAW現像する際になんちゃら・・・これって真実を写し出すことなのか?。レンズの前になんちゃらフィルターを付けなければ撮影できないものなのか?と。
もっとやるべきことが多いじゃない。
そのやるべきことをやらないで色々と手を入れる写真が多いから、「あ、ちゃんんと撮影していないな」ってすぐにバレてしまうよう。
プロが使う技術だから・・・の前にプロのようにしっかり撮影技術を身に着けた上でのこと。
まあたしかにフォトコンテストの作品でも「あ、そういう流れのものが選ばれるのねー(コテコテにPCでいじったような)」って思うと、そのコンテスト自体の質とかレベルを疑ってしまうよね。
光って何も明るい部分だけのことでなく、それ以上に影や陰の部分を意識する必要がある。明・暗、陰・陽と必ず対になるものであるから、明るい部分を焦点を当てたいが、その対となっている部分にも意識を働かせること。
「全体的に暗いのあとでPCで明るくすればいいやー」
いやいやいやいや、その明るくする前に最初から明るくなるように写せばよかったんじゃない。後で気づいて明るくしなきゃってことは、その場では一体何を考えていたんだい?ってことだしね。
「空は見えるけど青くなかったので、後で青っぽくしました・・・」
もう、こうなると写真じゃないよね。真実を通り越しているんだもの。
だってそうは言うけど、その日の天気はイマイチだったので手を入れたんです。
じゃなくて、青空の日に撮影すれば良いじゃん。
雨が降ってきたので・・・じゃ雨が降らない日に・・・・
曇ってきたので・・・晴れた日に・・・
朝だと人がいたので・・・午後にでも・・・・
てな感じで、◯◯がダメだったので、後でなにかしよう・・何かできるさ・・・という考えが写真撮影の上達の妨げになってしまっている。
そもそもフィルムの時代はそれらの点を非常に気にしていた。でもデジタルであまりにも気軽に簡単に撮影できてしまうからこそ、大切な光を読むことを後回しにしがちになっているのも事実。
「晴天ピーカンだったのであじさいを撮影してきました」
ってのも、季節感の無い光の読み方だよね。しとしとと雨模様が似合うわけだし。
「雨模様のひまわり畑」
これもそう。ひまわりなんて晴天ピーカン、夏の青空がばっくが一番似合うわけだしね。
実習は様々な光を体験してみることとなった。順光、逆光、斜光、サイド光など。
え?単なるビルじゃん。いいえいいえ、立派な順光なのです。まああまりにオーソドックスすぎて提出しませんでしたけど。
若干逆光。トンネル効果を狙ったもの。これは明暗がクッキリしていて自分でもしっかり光が読めているなあって感じた一枚。
右上の空も木々で隠れればなお◯。上の木々の葉っぱは色潰れしているように見えるけど、よくみると葉はしっかり確認できるね。
先生に正面に車や人を入れると良いと思った・・・と言ったら、それはそれで今は光を読むことで良いとのこと。要はこの中心部に人や車が入った場合、あれも、これもと目が移ってしまうことになるので、今回の実習ではこれで正解とのこと。
これは透過光。もっと寄ればいいかな。ただF2.8の大口径レンズなので背後には玉ボケが出来ているね。背後に木があるのは明暗のアクセントになるようだ。この緑の葉に木というシチュエーションは、昨年秋に受講した萩原先生もおなじようなことを仰っていたな。
サイド光。ビルに帰還したはいいけど、いまいち撮りたれないってことで急遽撮影したもの。この植木に光が当たって、左の木の陰がビルに当たっているのを考えてみたんだけどねえ。ビルの壁がフェンスのようなつくりだから影がいまいちに。
いよいよ来週が最終回。初回の3月30日なんてジャンパー着ていたくらいに寒かったのにね。もう初夏。半袖の季節だもの。早いな。
来週は構図について。
実習から戻ってきたら机の上に「デジタル写真基礎」の案内チラシが置かれていた。迷うなあ・・・。