ニコンカレッジ「ポートレート講座」初級編2019を受講してみた その3
2019年12月30日(月)ニコンカレッジ「ポートレート講座」初級編2019を受講してみた その3をマイプロデュースしてみよう。
初のポートレート講座の3日目最終日、12月28日(土)。先週は六本木のスタジオにて撮影実習。今日はその成果物を提出となります。撮影した100枚をデータにて提出。うち10枚については自身でレーティングを行うというもの。
この講座はトータルで11名の申し込みがあって9人参加。実習では1名欠席となり8名というような感じ。なので実習当日はA班とB班それぞれ4名ずつに分かれて撮影していたわけだ。
まずはA班から順に発表される。どちらかといえば初心者コースなので作品も基礎的な部分を重視して見られるのだが、ポイントとして
・奥行感、背景づくり
・構図へのアプローチ、構図づくり
・積極的なアプローチ、モデルさんの個性を生かす
・単調にならない。
などなどアドバイスがあります。
あーなるほどなーって思ったのは証明写真を写しているわけではないので、この奥行感を初めとする構図へのアプローチは勉強になった。特に今回のような民家のようなスタジオの場合、なにかしら背景があるのだからそれをうまい具合に生かして撮影することがポイントとなる。
またモデルさんの頭や目の位置に重なるような背景は持ってこないとかね。
積極的なアプローチってのはモデルさんの個性やその日の衣装、スタジオの雰囲気からどうアプローチしていくか。民家の部屋のベッドルームだったら寝せてみる。うつぶせにして本でも読むようなシーンとか、真正面からではなく斜め後ろからまるでドアを開けて入ってきたところを撮影したような・・・などなど単に座らせて正面から撮影じゃ、ぜんぜん面白くないってことなんだな。
短パン、ミニスカは太もも直下5cmを狙う・・。短い衣装なんだからそこを浮き出すためにもこのようなアプローチ。
足や腕は細くみせる。体育座りなどはふくらはぎが太く見えちゃう。腕もノースリーブの場合正面から撮影すると太く見えちゃうので脇に少し空間を持たせるとかね。
顔や肌は暗くしない。モデルさんの顔の表情はどんな時も第一に考えて暗くしない。
あとは初日にも言われた、手足先は切らない。
ポートレート撮影の現場ではミラーレスの活躍の場が猛烈に拡大。カメラを三脚に固定しているような場面ではミラー機でもミラーレスでもよいのだが、モデルさんを様々な角度から撮影するような場面ではミラーレスの顔認証、瞳認証を活用することが必須となっているようだ。
これはミラー機で撮影した方の作例をみるとどうしでもモデルさんの顔と瞳の位置がどの写真も同じになってしまっていること。要はフォーカスをロックしたままの状態で様々なシーンを使ってしまうので絵が固定しちゃっているってこと。
スタジオで三脚を立てて真正面から撮影する分にはいいが、今回のような民家のようなスタジオの場合は顔認証や瞳認証を生かし、構図を自由自在に考えることで作例の幅が広がるってことなんだな。
ただ瞳認証の場合、ズレると合わせるまでにラグが発生するので顔認証でも十分とのことだった。
作例を掲載できないのが残念(肖像権)だけど、先生からは「初めてにしてはよく撮れているけど、可愛いモデルさんを目の前にして撮影できたことがうれしいという気持が出ているでしょー」って言われた。
そうなんだよねーそりゃー仕方ない。
けど常連で上手な方はほんと雑誌とかに載りそうな作例なんだわ。
ポートレート撮影講座。楽しかったなあ。初めてのジャンルでわからないことだらけだったけど、周りの人にいろいろと聞くと教えてくれるので助かったなあ。