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旅行近況

木下廣吉さんを訪ね土浦にある予科練平和記念館と雄翔館へ行ってきた。

2025年3月23日(日)一度訪れてみたかった予科練平和記念館と隣接する雄翔館。

木下廣吉さんは自分の父方の祖父の弟で真珠湾攻撃で空母赤城から飛び立ち戦死した方。
父が生前、大切にしていた廣吉さん(父はいつも「廣吉おじさん」と言っていた)の遺書を何度も読み聞かされたことがあって葬儀の際は棺にその遺書も入れてあげた。
昨年の夏に姉弟間で廣吉さんのルーツを調べてみるとかなり情報が出てきて、地元(長野)の新聞社の記事も見つかり記者の方とコンタクトを取り当時の記事を入手したりもした。
その流れで廣吉さんは土浦の雄翔館に掲示されていることを知り、今回訪れてみたわけ。

品川から土浦までは特急ときわにて1時間ほど。あっという間に到着。品川から東京、上野、柏、土浦の順に停車するのだが、柏まではのんびり走行。柏をすぎると特急らしい走行となる。勝田行。乗車は3割ほどかな。東京、上野、柏と乗車する人も多く、土浦からも多くの人が乗降すれ違いざまに乗り込んできた。


常磐線の普通列車を使うとしても旅行がてらグリーン車に乗りたいと思ったわけだが、グリーン料金は運賃他+1000円。対して特急ときわはなんと920円!。チケットレス割引で安価。しかも速い!これは使わないわけにはいかないので特急ときわにした。
チケットレスなのでネットで特急券を手配し指定席を確保して・・・新幹線だとここでスイカと紐づけをするのだが、そのような手順が無くて焦る・・・。間違って注文してしまったか・・。
品川~土浦はスイカで一気通貫に利用できるエリア内なので手持ちのスイカから運賃が普通に引かれ、特急券分は先払い。スイカICと紐づけしなくても問題無いってこと。乗車中になにかあればスマホの画面に特急券と座席が表示されるのでそれを表示させれば良いってこと。

土浦駅前。土浦なんて何十年振りなんだろ。近くの荒川沖とか仕事で来たことあるなあ。たしか地方拠点からの応援作業だったかな。当時は常磐線の普通列車で訪れたのだが、今回は特急を利用した。快適・・・

土浦駅にはロードバイクのショップ!?が併設されていて、霞ヶ浦の周辺がサイクルコースにでもなっているのかな。

関東鉄道バスで約15分ほど。(後乗り前降り、乗降時にスイカタッチ可)

思いの外立派な施設。大きな駐車場も完備されており多くは車で訪れるのかと思う。実際に乗車してきたバスで訪れたのは自分だけだった。

入館料700円。現金、スイカ、QR決済など利用可能。係の方は阿見町の職員の方なのかな・・・
日曜だからか20名ほどかな。思ったよりも多くの方が訪れていた。入隊から特攻までを順を追って見学できる。
※通常は500円で特別展開催中で700円とのこと。

館内の撮影は禁止。

隣接する「雄翔館」。自衛隊土浦駐屯地内にある。自衛隊の方が敷地入口におり尋ねると場所を案内してもらえる。
駐屯地の正門からは行けないようで、あくまでも予科練平和記念館側から行く。

右手は山本五十六元帥海軍大将像。

こちらは無料。
入館。無人。自由に見学できる。実は木下廣吉さんについては「たしかこの雄翔館に展示されているはずだったんだよな!?」くらいで詳細は行って見て・・という感じだった。左手から順に探していく。ガラスケース内には各個人ごとに大きな紹介パネルが展示。上部には多くの顔写真が第◯期氏名というかたちで掲示。

木下・・・木下・・・木下・・・木下廣吉・・
あ!あった! 長野県南木曽町(当時は読書村)出身  41年空母赤城配属・・・

「は、はじめまして・・・廣吉さんの兄の孫です・・・」


館内の左手やや奥に木下廣吉さんの展示物があり、大きなパネルに写真と出身、所属部隊、戦死した日などが書かれているパネルが掲示されている。また遺書(コピー)や手紙なども展示。この遺書が生前父が自分に読み聞かせたものと同一のもので、「父上、母上」からはじまり、最後は「兄上へ」で締めくくる内容。この兄が自分の祖父にあたる。なお木下廣吉さんは7人兄弟の末っ子だった。

横須賀の航空隊所属で空母赤城より第二次攻撃隊の偵察員として九九式艦上機に搭乗。1941年12月8日戦死。21歳という若さだった。

あれから84年かあ・・・。

展示パネルを前になかなか離れられず。館内を一周してまた戻ってきての繰り返し・・・
やっと会えたという気持ちと、遅くなってしまって申し訳ないという気持ちと・・・なによりも親族にこんな素晴らしい英雄がいたとはね。

ちなみに廣吉さんは大の飛行機好きだったようで戦闘機乗りを誇らしく思っていたようだ。
そして自分も戦闘機ではないが飛行機が好きなわけで・・・飛行機を目の当たりにすると高揚するのは廣吉さんの想いも引き継がれているのかも!?

「・・・君も飛行機好きなんだってねー」

平均年齢20歳ほどの若人が国のため家族のため平和のためを想い命をかけていったと思うと胸が詰まる。敬意しかない。
長く生きられなかった彼らのためにも精一杯生きようと思う。

雄翔館の隣にある雄翔園。円庭園になっており一周まわると全国を巡ったことになる!?らしい。

予科練平和記念館

雄翔館


帰路、バス停「阿見坂下」でバス待ちをしていたわけだが往路で利用した関東鉄道バスが15分ほど待ちかと想いきやJRバスがやってきて待たずに乗れた。この路線は関東鉄道バスとJRバスが運行されているんだね。JRの時刻表は裏面だったのかな?
地方の路線バスって感じで旅行感あったなあ。

道中のバスで帰りの特急ときわを予約。常磐線普通列車でも良かったのだが各駅だと時間がかかるので帰りもときわ。+920円ならお得。
えきねっと最高に便利だわ。

駅前は殺風景な地方都市って感じで食べるところも見当たらず・・唯一、日高屋がバスターミナル前の土浦市役所!?のビル内にあったので入る。
ああーまたいつもの、半チャーハンと肉野菜炒め・・・。もう食べるものなくって。いつもはニラレバなのに今日は小旅行なので肉野菜にランクアップしておいた。

駅構内にタリーズ発見して11:26のときわ待ち。
今年初の外で飲むアイスコーヒー。420円。

隣りはラーメン屋で人気店だったみたい。っしかし土浦駅周辺って何もない!?

土浦から東京まで約70Km。常磐線で7~80分ほど。まあまあ通勤圏内かな。

初のE657系。往路は赤で復路は黄だった。
いつも品川~東京間を走行しているシーンは何度も見るのだが、乗車してみると景色が違って新鮮だったなあ。

勝田発品川行。予約時は2割程度だったけど乗車してみると5割弱くらいかな。1号車に乗車したわけだが予約時は前後左右ガラガラだったけど、実際には前後も左右も埋まっていた。上野、東京でほとんどが降車し終点品川では数人程度だった。
品川まで来てくれるとほんと楽だな。

今日の東京地方は夏日!?薄着で正解。とても心地よい季節でよい一日だった。

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