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写真撮影飛行機写真

羽田空港T1.T2.T3デッキから飛行機の面を撮ってみた。

2022年1月10日(月)羽田空港T1.T2.T3デッキから飛行機の面を撮ってみた。をマイプロデュースしてみよう。

1月8日(土)羽田空港展望デッキ。今回はT1,T2,T3デッキから飛行機の面(ツラ)を撮ってみようと思ってやってきた。普通に飛行機を撮影するとなるといつもの定番の絵になりがちで特に収穫も期待できないわけなのでスポットから普通撮影できることを追求してみたかった。

面(つら)撮りは飛行機写真でも割と一般的でよくウェブサイトにも掲載されているのを見かけるのだがそれをいかにかっこよく撮影できたら面白そうってことで行ってきた。

本日の装備品。NIKON Z6Ⅱ+80-400mm 空港デッキではこの構成が一番。やはり羽田の展望デッキではこのズームレンズが役に立つ。

到着したのが9時頃。今日は公共交通機関でやってきた。ここ最近は途中まで自転車で来て乗り換えることが多かったが雪の影響など考慮して自宅最寄りから公共交通機関でやってきた。
まあ普通のことなんだけど改めて電車やバスを利用して訪れると乗ってしまえば運んでくれるので楽だなあ。改めて思ったけど装備品をバックパックで背負って歩いてくるって案外重いのね。自転車だと乗ってしまえばあまり重さを感じないのでね。でもそれがここ半年、10ヶ月のことだからねえ。

デッキにはすでに多くのシューターの方々が訪れていた。
少なくとも自分のように面撮りするような人はいないと思う。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 280mm MODE:M 1/1250 F8 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

T1デッキなんて久々。会社帰りにふらーっと立ち寄ることは別として、写真を撮りに来た履歴を確認してみると昨年の2月21日に夕日と飛行機を撮影しにきた以来だった。いやあこの日もしっかり覚えているなあ。その季節ってちょうど夕日が富士山に落ちる季節なんだよね。今年も挑戦しようと思うけど。

T1の場合は午前順光で狙い目ではあるが、T3方面へ沈む夕日狙いとか新南風運用でRW16Rへ降り立つ飛行機や、離陸する飛行機を狙うのには最適な場所。

B78の面写真。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 290mm MODE:M 1/2000 F8 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

トリプル(B777)の面。
今回はさらにモノクロのみで撮影してみた。この明暗がクッキリ表現できるのが好きだな。さらにモノクロではボディの凹みやつなぎ目もよくわかる。
ピクチャーコントロール(PC)は大好きなC20(カーボン)とした。単なるモノクロ調ではなく、より深く濃く大人のモノクロ写真という感じだな。
ニコンではカーボンというPC(写真用語全体では”仕上がり”とも言う)を使うが他社でも同様な表現方法はあるのかと思う。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/1250 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

PB中のB78。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 400mm MODE:M 1/1600 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

オマケ。やっぱり飛んでいる飛行機も撮ってしまうわ。
T1デッキは唯一、3方角(北、西、南)を見渡せる場所があるので北方面へスカイツリーバックを狙ってみた。ここは左手に新タワー、右手にアンテナ群があるのでその隙間を狙った撮影となるがT2よりは遠くなるものの80-400mmでも十分撮影可能。
ただ建物の関係からローリングする瞬間は確認できないので、無線でワッチして構えないと機会を逃す。大型機になるとわずかな隙間から確認できる垂直尾翼の動きで分かるが、小型機は見えないので気づいたらエアボーンしていたってことになる。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/1600 F11 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

トリプルのPB.PBはトーイングトラクターとの角度が決めてだな。やはり垂直に押し出すシーンよりは角度をつけたほうがそれらしくなる。トラクターの力強さは収めておきたい。


NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 340mm MODE:M 1/250 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

展望デッキに訪れた猛禽類。カメラ目線。
調べてみたらハヤブサのようだ。鳥でもエンジンの付いた大きなものは詳しいが野生の鳥は専門じゃないので詳しくない。色々と調べてみたらハヤブサではないかと思う。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/250 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

急遽カラーに切り替えて撮影した。
足元をよく見ると獲物を抱えている。どうやら狩りをしてきて誰にも邪魔されずにゆっくり捕食できる場所を探しているようにも思える。かっこいいなあ。

ハヤブサの特徴はなんと言っても高い崖の上から時速300km超えで急降下し獲物を捉える姿。都会にいるハヤブサは鉄塔やビルなどの人工構造物を利用して急降下し獲物を捉えるようだ。しかもその視力ってのは1.5km先まで補足できるとやら・・。

チョウゲンボウとかノスリとかその類かと思ったら、この白地にグレーの羽毛。特に翅の根元の模様などはハヤブサの特徴。大きさはカラスと同じくらいかやや小柄。鳩よりは大きい感じだったかな。なにせ足元や尾っぽが見えないのでなんとも。よく調べてみるとくちばしが青っぽくお腹の黒い羽毛が縦に濃いので比較的若い幼鳥ではないかと思われる。
多摩川にもハヤブサはいて河川、湖沼などで狩りを行うようなのでここ羽田でも珍しくはないようなのだが、展望デッキに訪れるのは多分珍しいのかと思う。

その後ちょっと目を離したすきに飛んでいった。大きな目玉(レンズ)がこちらを見て落ち着いて食えねーよ!とでも思ったのかは知らないけどご馳走抱えて飛んでいったとさ。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/1250 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

飛んでいるA350という大きな鳥を撮影してしまった。
これは北風運用でT1から見られるオーソドックスなシーン。これを撮影しに多くのシューターたちが東側のデッキに集まる。
太陽の日差しがボディにキラリと当たっているのがいいなあ。A350かっこよすぎー。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/2500 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

そしてA350の面。
T1デッキはご存知のとおり、見学できるデッキに対し斜めにスポットインするため、真正面からの面撮りはできない。まあこういう横顔も悪くないな。特にこの明暗を表現できるのはホントかっこいい。
A350は1号機を就航4日目に搭乗したんだけど、福岡出張の際に普通に搭乗しても間に合う便をあえて、わざわざA350に搭乗するために何本か早い便を利用したんだよね。静寂で快適で飽きさせないキャビンなんだよ。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 400mm MODE:M 1/1250 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

真正面から頑張って撮ってみたのがこれ。
PB中のものでいい感じの角度になった瞬間を撮影。もっと寄りたいところだけど限界。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 400mm MODE:M 1/640 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

作業中。この日の天気は太平洋側特有の穏やかな冬晴れなのだが、先日の大雪の日とかどういうオペレーションだったんだろうね。作業の方々もさぞ大変だったと思う。
デアイシング車は羽田空港が一番多く所有しているというのは意外。年に何回も使わないのだがなにせ飛行機の数はダントツだから万が一の際の作業の為に作業車の数は多いわけだ。


NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 400mm MODE:M 1/2000 F9 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

T2デッキへやってきた。B78の面。スズメバチみたいな顔している。
これが狙いの面。まあ自分もこの絵は過去に何枚も撮影しているのだがカッコいい。
本当はT1デッキでA350あたりの面をこの画角で撮れると良かったのだが。
ここはデッキに対して垂直にスポットインするのとスポットとデッキが水平に長くつくられているのでよりどりみどりで撮影できる。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 380mm MODE:M 1/1250 F9 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

A320の横面。PB中。デッキから確認できるスポットの多くはB78やB77、B76などの中大型機がメインなのだが、たまにB73だったりA32がスポットインすることもある。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 400mm MODE:M 1/1250 F9 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

B77の面。

この時間帯のATIS
D 2330 ILS X RW34L
HIGHWAY VISUAL APP RW34L
LAND 34L/34R
DEP 05/34R
WIND 040 7Kt
VISIBILITY 50km
TEMP 4℃

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 400mm MODE:M 1/2000 F9 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

縦で撮るとこんな感じ。
こういう面を機種ごとに撮りたいのだがなかなか。それこそ数ある空港巡りをしないと撮れないかと思う。


T3デッキへやってきた。
空港内を無料連絡バスが運行されているのだが、コロナの影響でT3の利用者は激減。かつては○○分おきだったかと思うが、今は時刻表に基づいての運行となっている。

ただ国際線の便数は激減だけどT3デッキは多くの人で賑わっていた。
ここT3もそうだけどT2も雪の影響で西側のデッキへの立ち入りは禁止となっていた。まだ残雪があり滑って転んで怪我でもされたら大変だからかと思う。
ちなみにそのT2デッキの西側はゲートの自動ドア自体閉鎖となっていた。

T3は相変わらず閑散としていて、昇りのエスカレーターこそ稼働しているが下りは閉鎖だったり。小町もほとんどが閉店だったなあ。家賃は支払っているようだけど、家賃を回収するほうも気の毒だよなあ。どうなっているんだろ。

スポット110番はT3の定番スポット。T2で言う61番みたいな。飛行機を正面に捉えることのほか、ご覧の通り新タワーの正面でもあるんだよね。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 200mm MODE:M 1/1250 F11 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

B77の面。
思ったのだがT3デッキから飛行機って遠い?どのデッキも地上高の違いはあるものの、気持ちT2が至近でT1、T3は遠く感じるのは自分だけだろうか。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 360mm MODE:M 1/1250 F11 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

旧タワーバック。さほど遠く感じないので80-400mmでも十分。以前500mmを持っていったことがあったけど近すぎだった。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm 155mm MODE:M 1/1000 F11 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

さきほどの110番からスポットアウトしたB77のいってらっしゃ~いシーン。
この後、NH211はRW34Rから飛び立ちロンドンまで行ったとさ。窓の配列からザ・国際線長距離仕様!ってわかるなあ。
周囲には娘さんがロンドンに行かれる(正月の帰省?)というご家族・親戚の方々が使い慣れないスマホのフライトレーダーで飛行機はアレよ!これよ!どれよ!ああ行っちゃったわ・・みたいな声が聞こえていた。

NIKON Z6Ⅱ + NIKKOR 80-400mm DX 350mm MODE:M 1/2500 F10 ISO:400 WB:SUNNY PC:C20

なるほど。こういう絵もありだな。本当はこれにエアボーンした飛行機を入れようと思ったら、あまりにも高度が高くて入り切らなかった。


改めて羽田のT1,T2.T3と巡ってみたけど見方、撮り方がそれぞれなのが面白い。残念ながらT2、T3の西側は雪の影響で足を踏み入れることができなくて撮影もできなかったが、今回撮影できなかった飛行機の面を撮影できたのかもしれない。
今回はさらにモノクロのみで撮影したのも雰囲気が出ていい。モノクロで明暗を付けることで面に表情が出ている感じで無機質ではある機体がどこか生き物的な存在にも見えるのがモノクロ飛行機写真なのかもしれない。

また機会があれば試してみようか。

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