写ルンです VS NIKON Z6 in 浜離宮恩賜庭園にて比較撮影
2019年3月16日(土)
写ルンです VS NIKON Z6 in 浜離宮恩賜庭園 をマイプロしてみる。たしかちょうど1週間前だったか会社近くのドンキへ買い物した際に、「写ルンです」を見つけてしまったんだよな。
で思った、30年前に流行った使い捨てフィルムカメラ「写ルンです」とニコンが誇る最新フラッグシップカメラ「Z6」の写りってどうなんだろうと。そりゃ、当然に最新のカメラのほうが断然キレイな写りなのだろうけど、その30年前の視点というかなんていうかタイムスリップしてみたい気もするわけで
3月9日(土)今日も良い天気。絶好の写真撮影日和。
今週も訪れてしまった舞台は浜離宮恩賜庭園。もう既に今年だけで4回目。その割には他の庭園にはまだ行っていない。どこも春の足音だろうから行っておかないとなあ。きっと発見はあるはず。

Z6と写ルンです。
写ルンですを開けてみた。懐かしいな。ちょうど中学から高校にかけて流行っていた。もちろん携帯もスマホもインターネットも無い時代。コンパクトカメラもフィルムだったしね。旅先で気軽に買えて写真撮ってたなあ。

多分だけど、写ルンですの設定ってこうなんだろうって思った。
富士フィルムがWebサイト上で公表されているのはISO400。F32mm、F値はF10のレンズ,シャッタースピードは1/140とのこと。
Z6で同じように撮影してみたら、白抜け気味になった。
左:Z6(34.5mm MODE:A 1/1250 F8 ISO:400 WB晴天)。右:写ルンです。
設定を写るんですに合わせると白飛びになってしまうため、ここはZ6に考えさせるべくほぼ通常の設定で撮影してみることにした。
このフィルム感。懐かしい。昭和って感じだよね。子供の頃に撮ってもらった写真みたい。まるで自分が親にどこかへ連れってってもらったときの写真みたい。
なお、今回の写るんですはプリントはせず現像後、CDにJPEGデータとして焼いてもらうサービスを利用した。27枚撮りで現像代648円、CD代金540円。ヨドバシカメラへ依頼。
Z6:34.5mm MODE:A 1/1600 F8 ISO:400 WB晴天
WBの設定かもしれないけど、驚いたのは土の色。こうも色合いが出るものなんだと思った。
Z6:25mm MODE:A 1/800 F8 ISO:400 WB晴天
Z6:35mm MODE:A 1/800 F9 ISO:400 WB晴天
色味がいい。こんな写真あってもいいなあ。最近のデジカメはエッジの立つシャープさが良さとしているのだけど、フィルムってそんなシャープさなんてコレっぽっちも無いから返って柔らかく優しくみえるんだよ。
ただF10だとボケ感がちょっと・・・。逆にピンボケか。
Z6:34.5mm MODE:A 1/1250 F8 ISO:400 WB:晴天
近い風景より遠くの風景のほうが確かに写りは楽。
Z6:35mm MODE:A 1/1250 F8 ISO:400 WB:晴天
南側の丘の上から撮影。いやあなんかタイムスリップしたみたい。30年前の写真と比較したものと言っても違和感なし。

タテハチョウ。これはエルタテハだね。しかも何匹もいたのでビックリ。今年初の蝶がまさかのエルタテハだとは。多分、浜離宮で目撃したのも初めてかも。翅の状態や仕草などを観察するとここ1~2日に羽化したてじゃないかな。

上から見た程度だと判別がつかないけど、翅のウラに「L」の文字があることでエルタテハと判明。脚が4本しか見えないのもタテハ蝶の特徴。一番上の脚は胸に隠れていて普段は使わない。

陽が強くなるとミツバチたちも姿を現す。ニホンミツバチもたくさんいた。ここら辺のニホンミツバチはほとんど野生なんだろうね。どこから来るのだろうね。
写ルンです。楽しいなあ。フィルムのどこか懐かしくて優しい写りってデジタルには表現できないものなのでまた楽しんでみたいな。
気づいた点としてはブレやボケ。当時はそこまで意識したことはないのだろうけど小型で軽く、思った以上にブレてたりボケていたりしていた。デジタルカメラだとブレ防止装置がほぼ標準機能となってきているから、その点意識せず撮影できるのだけどその感覚のまま写ルンですを使うとダメダなあ。もっと意識的にしっかり構えて撮影してみよう。