ニコン使いが他社製品を使ってみた。Vol.1 「FUJI FILM X-T30」_昭和記念公園にて

2022年2月11日(金)「ニコン使いが他社製品を使ってみた。Vol.1 「FUJI FILM X-T30」_昭和記念公園にて」をマイプロデュースしてみよう。
2月6日(日)X-T30を持ってまずは昭和記念公園へやってきた。本当は浜離宮恩賜庭園でも良かったのだがこちらは567の影響による臨時休園だったのでいつもの昭和記念公園。もちろんX-T30を持ってきたのは初めて。前作Vol.0に続く
なにせまだ手にして1日程度だから使い勝手がよくわからない。暗中模索で「多分こうだろう」「これを押したらこうなると思う・・」みたいな感じなのだが・・・やはりメーカーが変わると勝手も変わりなれるまでやや時間がかかるもの。いや大変だ。
まあこれが今回の企画なんだけどね。率直な感想が現れるわけだし。

X-T30、15-45、50-230mm Wズームレンズキット。
Wズームはありがたい。お得感あるなあ。月1万円のゴールドプランです。
X-T30は軽い!ニコンで言うとZfcに似ているよ。
ちなみにZ50と比較すると、Z50:610gに対し、X-T30:525g。首からかけていても全く苦にならない重さ。
リュックにしまっていると重量感も感じず・・・。

小川には氷が張っていた。なにせ今日の最低気温は氷点下だったからね。最高気温も6℃とかなので寒い。立川は都内の東側に比べるとやや気温が低いと思う。山も近いし。

赤い紅葉(もみじ)が水中で凍るったシーンだとそれはそれでキレイな絵になるんだよ。
まだまだ慣れない。なにをどうしたらよいかよくわからない。我らのニコンの場合はオールマニュアルでの操作なので、X-T30もマニュアルで撮影したいのだが、操作が容易ではないので大変。とりあえずモードAだったりオートだったり。

富士フイルムのカメラで期待したいのはフィルムシュミレーション。プロビア、ベルビアなどかつてのリバーサルフィルムが使い放題。フィルム時代なんてもう20数年も前の話だからどういう絵表現だったかはよく覚えていない。
風景写真の色の乗りとか良さそう。

日本庭園へやってきた。ベルビアで撮影したもの。ベルビアはデジカメで言うと「ビビット」なので彩り豊か。言い換えると「濃い」。ただこの色に慣れちゃっている人もいるだろうね。カレンダーやポスターなんかはこういう色合いがお好き。

なのでプロビアなんかは色が薄く感じてしまう。こちらがオーソドックスな色彩。

梅園も少しずつ咲いてきていた。見頃になるまで毎週通ってもいいんじゃないかな。この咲き始めを見届けられるのがいい。咲いてしまってからじゃね。
いつ咲くんだろ?まだ早いな。来週かな。咲き始めた・・・という過程を見届けられるのがいい。人々の目を楽しませてくれる。

すっかり春だわ。
百花春至って誰が為にか開く・・・最も好きな禅語。
誰に教わることなく誰かのためでもなく、ただただ春になったら無心に全力で花を付ける。それ以上でもそれ以下でもない。この梅の木もただただ春になったので咲いただけで誰のためでも誰に言われたわけでもなく全身全霊で花をつけるだけ。

フクジュソウ。まだまだこれからだな。福寿草と書くものの、煎じて飲めば長寿にでもなるのかと思いきや、この根は猛毒らしいので要注意。

道知辺。やっと咲いてきた。ちょっと暗いか。

スイセン。
各種フィルムシュミレーションを試してみた。
プロネガハイ。PROVIAかこにプロネガハイが一番使いやすいかも。落ち着いた表現でオーソドックス感。

プロネガスタンダード。ハイよりも落ち着いた表現。

エテルナ。シネマ用フィルム。このエテルナが人気なようだ。今回は花の写真だが風景なんか撮影すると良いのかな。

モノクロフィルム「アクロス NEOPAN」。現代版のモノクロフィルム。かつてはネオパン(NEOPAN)で売り出されていたけど、現像処理の廃液?製造過程?が環境問題に抵触するとかで新しく作られたのがこのアクロス。一般的なデジカメのモノクロに比べると落ち着いたトーンでどこかに感じるフィルムチックなところ。モノクロ好きにはたまらない。

プロビア(スタンダード)。なのだがこれでも十分な色彩表現。ベルビアが濃く感じてしまう。ニコンで言うとスタンダードに該当するので使い勝手が最も良いかな。

ベルビア(ビビット)。濃いよな。多分好みはあるかな。元々こういう表現がスタンダードなカメラもあるようだが、使い方を間違えると大変かも。落ち着いた雰囲気のものには適さないと思う。かつて飛行機を撮る時にはビビットを使っていた時期があったけど、やや濃すぎるんだよね。

アスティア(ソフト)。アスティアがソフトに該当するなんて以外。どちらかといえばプロビアが高くて、とりあえずアスティアでいいか!?くらいな気持ちで使っていたが、こうもやんわりしたソフトタッチだったとはね。ポートレート撮影にはいいかも。

クラシッククローム。発色を抑えコントラストを高め落ち着いた表現・・・とのこと。これも普通に使える感じがするなあ。
今回は花についてフィルムシュミレーションを撮影してみたけど、シーンや被写体によって使い分けることをおすすめ。以外だったのはプロビアが思った以上に落ち着いた色使いだったこと。かつての記憶は無いけどもっと色彩豊かだったと思ったのだが・・・
っしかしこうもプロビアを思う存分に使えるとはね。フィルム1本XXX円。現像代XXX円とめっちゃお金かかった記憶があるもの。それを飛行機撮影とかで連写して使っていたんだから若き日の勢いってある意味で恐ろしい。。
今回は自然をターゲットにX-T30を使ってみた。まだまだ使い慣れていない点が多いのだが少しずつ慣れて機能を引き出すことができればと思う。
ビューアーソフト「X RAW STUIDO」。今回はRAW現像はせずすべてJPEGを採用したのだが、このビューアーはめっちゃ使いにくい。
非常に重い・・・苦痛・・・
ソフトのチューニングがイマイチなんだと思う。現像処理のようにパワーが必要な処理で重いのは分かるけど、普通にスクロールや選択しただけでも砂時計になるのは問題だな。
なにせニコンのNX-Studioが軽快過ぎることを改めて実感。
次回は夜のシーンを撮影してみた模様をレビューしてみよう。