ロモグラフィーの使い捨てじゃないモノクロフィルムカメラを使ってみた。
2019年7月14日(日)
ロモグラフィーの使い捨てじゃないモノクロフィルムカメラを使ってみた。をマイプロデュースしてみよう。
いつだったかインプレスフォトスクールの帰りにヨドバシカメラ秋葉原店にて見つけたモノグロフィーの使い捨てじゃないモノクロフィルムカメラ。たしか2000円くらいだったかなあ。
使い捨てフィルムカメラは富士フィルムの写ルンですは有名だけど、このカメラは使い捨てではなく別途フィルムを購入し装填すれば再利用できるというもの。
ロモグラフィーはオーストリアのカメラ・フィルムメーカー。あまり日本には馴染みが無いかな。自分もこのカメラを手にして初めて知ったくらい。
使い勝手は写ルンですとまったく同じ。仕様は
ISO400,35mm,F9,焦点距離31mm,SS:1/120,36枚撮。ちなみに写ルンですは
ISO400,35mm,F10,焦点距離32mm,SS:1/140,27枚撮。
ただ明確に違うのはフィルムを交換できること。ただし専用ではないのでフィルム交換時は自己責任で・・・とのこと。
現像代は約1000円ほど。メディアに格納するサービスが同じく1000円ほど。解像度によって料金体系が変わっていたと思う。この1本のカメラを買ってから見ることまで約4000円ほどかかるんだわ。
ここ最近、写ルンですを通じて改めてフィルムの良さってのを感じた。なんとも言えないルーズで温かみのある色味っていいよな。それだけデジタルはシャープななんだよ。それが今の流行りでもあるのだが・・・
さて実際に撮影し仕上がった感想はというと
レトロ感を通り越してオールドの域だわ。
ビルさえ見れば現代なのだがこのモノクロの風合いってデジタルカメラのモノクロとは全く異なるものでなんとも言えないよな。
こう現代チックなものが一切入っていないモノクロ写真だと時代がわからないわ。「そうそう写真機が日本に入ってきた早々に・・・」なんて言われても疑問に持たないかも!?
「戦後の東京空襲の焼け野原の浜離宮・・・」なんて言われても分からない!?デジタルカメラは色の表現が豊か過ぎて目に入ってくる情報って膨大。対してこのようなモノクロ写真は情報が少ないため、自ら見に行くことになるためうるさくない。なのでよく博物館などで飾っている古い当時の写真ってまったく褪せて無くてずっと見ることができるんだよね。
昭和の高度経済成長期の東京・・・みたいな。こんなタワーマンションが高度経済成長期にあったとしたら、令和の時代はどんなマンションが建設されたんだかあね。
タイムスリップした感じ。
一見するととても古い時代の写真なんだけど、中央にはLED表示が・・・。深川不動も歴史ある仏閣なのになぜか近代的設備があるんだよな。
カメラが小さくて軽いのブレはね。しっかり構えたつもりでもブレちゃうんだよね。ファインダーがあってないようなものだからね。デジタルだとファインダー内で水平・垂直を確認できるので便利だわ。
この神社も生まれた当時に撮影したものです。と言われても違和感なし。
一番賑わいのあった時代の写真・・・みたいな感じかな。現代なのに懐かしさがあるよね。
昭和記念公園。開園当初のもの!?この日は雨模様で人気も少ないからなおさら当時のような風景だね。
この写真なんて古すぎていつの写真?明治時代のものですと言われてもわからないかも。
今は全てがデジタルの世の中なんだけどフィルムの良さに改めて気づく。フィルムカメラ自体は売れていないものの、この写ルンですのようなフィルム装填タイプのカメラは最近になって脚光を浴び売れゆきが伸びているみたい。
たまにはデジタルではなくフィルムの良さを実感するのも良い。