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ラーニング

クリスマス・イヴだってのに「文書情報管理士検定2級」を初受験してきた。

2018年12月24日(月)
クリスマス・イヴだってのに、文書情報管理士検定2級を受験してきたをマイプロデュース!

久々のお勉強ネタ。そういや多分、危険物試験ネタ以来なんだろうなあ。本当は乙全種合格しているのでそろそろ甲種のお受験を再開するかと思ってたんだけど、ダメだね。まったく気分が乗らずに年末になってしまった。

今年の目標では2種目程度のお受験を予定していたのだが、この年末クリスマスにやっとひとつ。いやあ今年をいつか振り返る事を書くネタがあればそこでも書くとして、一年を通じて写真三昧だったなあ。なので机に向かう時間も写真に関することばかりでとても勉強できるような状態じゃなかったんだよね。
まあ来年は少し本格的に腰をおろして勉強する時間も確保しようかなあ。

■文書情報管理士1級に合格した体験記はこちら


さてなぜに「文章情報管理士」を受験しようと思ったかというと、これは業務都合だな。文書をデジタル化するような商売も行っているのでその勉強も兼ねてと、入札の参加条件に書かれることもあって「じゃあ勉強するか」と思ったのが11月中旬。たしか京都に出張した頃に思い付いたのかな。その後は勢いで申し込んだのが11月下旬。

今年中に合格しておきたかったのだがなかなかこの季節は公私共に忙しくて受験日が定まらず。業務(とはいえ、この記事を書いている段階の今はまだ会社にはなにひとつ言っていない。明日出社したら合格した旨の報告を受験料と交通費の精算で伝えることになる)の一貫なので、正々堂々と日中業務時間中に受験しても良いのだが、そんなヒマって忙しすぎて無いのね。この時期って忙しさのマックスは週2日ほどは昼抜きで仕事だもの。朝7時に出社してデスクに座ったら、次に立ち上がるのは夕方4時・・・ってこともある。身体に悪いなあとは思うけど気が抜けないくらい忙しいときもあるんだわ。

もうね、こうなると「忙しいです~忙しいです~」と言う人に限って、しっかり昼食べに行っているので内心は「アンタ忙しい言うけど、昼飯食べられるほどヒマなんだ」って皮肉を感じてしまうほど。

なので、そんな状態で「受験してきまーーす」なんて言おうものなら、「はいはいどーぞー」とは言われでしょうけど、自分の仕事を放り投げるわけなので、後で一大事&炎上ってことが想定されるわけなので、平日は危険すぎてムリ。

でも、逆に休日は休日でこの時期は紅葉だったり、イルミだったり、飛行機だったり撮影しにいきたくて仕方ないから休みなんて絶対に無理!とも思うのだが、いつかは受験しなくてはならないので、苦渋の選択の今日をターゲットにした。まあクリスマスにもなれば、受験会場も空いているだろうし世間が浮かれまくっている時こそ、頑張れそう!??って気持ちもあったし。


前置きが長すぎたけど、まず申し込んで早々??いや、受験しよう!と思った頃かな。まずはテキストを入手することに。主催している「公益社団法人日本文書情報マネジメント協会」の試験シラバスでは以下4冊を推奨しているよう。
※すべて日本文書情報マネジメント協会発行 金額は税抜き

・文書情報マネジメント概論 (文書情報管理士指定参考書)3,000円
・デジタル時代のマイクロフィルム入門 2,381円
・e-文書法電子化早わかり 2,800円
・標準化ガイドブック 2,000円

アマゾンで中古を探そうと思ったけどプレミアム価格が付いてしまっているのしか無く、本屋さんにて注文。ただ1冊あたりがお高い本なので、文書情報マネジメント概論とデジタル時代のマイクロフィルム入門を注文。

文書情報マネジメント概論(文書管理士指定参考書)とまで書かれているのでこれは必須で中心となった。そもそもマイクロフィルムなんてよくわからないので入門編なら読みやすいだろうってことでこちらも手配。

その他のe-文書法電子化早わかりは本屋にて手にとって「まあ無くてもいいや」って自己判断で不要とし。標準化ガイドブックは”そもそも何言っているのか想像すらつかない”題名なので読む気さえおきないのでこちらも勝手に不要とした (まあココまで来ると長年の資格試験対策の感だな) 。


今回使った本

で、この2冊を対策本としたのだが、幸いにして計算問題は無いのがよくてスイスイ読んでしまう。まあ実際の試験では1~2問出題したのだが・・・。
そもそも机に向かう時間が無いので、勉強方法は行き帰りの電車の中とお風呂で読書。ここ受験する3~4日前に初めペンを入れた程度。
※2級では文書情報マネジメント概論の9章は出題されません。

通勤時の電車では断然読書派なので、その貴重な読書時間をこのテキストを読むのに取られてしまうのはもったいない気ばかりだったけど、ここは我慢だったなあ。往復で50分ほどの時間だけど、何往復もしているうちの覚えてくるもの。


12月24日(月)祝日。クリスマスイヴ。
まあイヴに受験ってのは今思えば後付でネタになるからってのもあるんだろうけど、朝から気持ちは乗らず・・・幸いにして天気は晴れ。この3連休で一番マトモな天気。やっと晴れたか・・・しかも今日はお受験か。
ああ、なんて朝から面倒なんだろと思いながら試験会場に向かうのだが合格する確率に期待できないのと、このヤル気のなさ。しかも北風寒いし。。。でもこのまま受験しなければ受験料1万円が無駄になるし、まあ受けるだけ受けておくかと・・・

試験会場は東京駅の近くの雑居ビル。途中のコンビニでホットドリンクを調達し、ビルに向かうまでに補給。集合試験じゃなくてCBTってやつだっけ?あのPCの画面で受験する苦手なタイプね。なので身ぐるみすべて剥がされ受験となる。

開始20分ほど前に会場に入りし受付。身分証明書を提示。承諾書にサインし、荷物はすべてロッカーへ。腕時計、筆記用具、飲み物、当然だけどスマホに携帯電話等の持ち込みは禁止。ポッケの中はすべて空にすること。ハンカチもダメだしティッシュもダメ。身ぐるみ剥がされ受験PCへ案内され

試合開始。

会場には先客は4名。もちろん各々が何を受験しているのかは不明。ただイヴだってのにいるんだなあ。

会場が異常に暑いんだわ。体感温度で30度。湿度が30%程度でカラカラ状態。どうしてこう暑くするんだろ。さらに先客の受験生の方はマウスでクリックするだけはなく、キーボードで文書を入力試験のようなのであのカタカタ音がうるさくて仕方ない。そんなことが気になって試合開始から30~40分は全く集中できなかった。しまいには終わったらどこへ寄り道しようかとか、お昼は何を食べようかとか、イルミの撮影はまだいけていないのでいつにしようかとか、アマゾンで注文したものはもう着いているだろうかとか・・・・

まったく集中できない!!

しかもこのPCの画面を読むのって全然頭に入らないし・・・・。
キーボードカタカタ受験生が退出(この人、このクソ暑い砂漠状態にも関わらずダウンきたままだった。頭オカシーんじゃねーの)して、受験手法をシーケンシャルから飛び飛びにして、問題読んで少しでも気持ちが乗らないなら次へ、次へと進む方法を取る、そして飛ばした問題についてなんでも良いから気づいた点をメモに書くことに切り替えたら少しずつ集中できて軌道に乗ってきたかんじ。

80問中70%以上で合格。56問以上。24問まで間違えて良い。問題を3周くらいしたあたりで確定できない問題が15問程度。残り時間20分ほど。何周か繰り返して残り6分ほどで試合終了。

画面には 71% 合格との表示。

ああ 合格したわ。印刷ボタンをクリックして退出。

退出する際には6名ほどの方が受験していた

ギリギリ。首の皮一枚で合格。まあ内容はどうであれ合格なのは嬉しいかな。ホッとしたかんじ。まさか合格できるとは思っていなかったので、良くも悪くも棚ボタかな。不合格としても今回初受験してなんとなく出題傾向が分かったので次回の勉強法につなげることはできるしね。

スコアを見ると、最も良いのが「文書情報の基礎(85%)」、最もダメなのが「法制度と標準(42.9%)」。
んーーー 法制度と標準かあまり深く読み進めていないってのが正直なところだったけど、受験している際はそんなに悩んでいた感じではなかったなあ。どちらかといえば、文書管理のマネジメントの方法、社内の決めごとや、ライフサイクル系に躓いていた気がする。


もし、これから受験される方がいるならが受験対策の方法としては、まず過去問(日本文書情報マネジメント協会のWebサイトにて模擬問題はある)や問題集が無いので千本ノック的な学習はムリ。ただ、これらのテキストは読物系なので、それこそ3周ほどすると重要な点が見えてくるので、そこを重点的にノートやメモ帳に書いて覚えると良いかな。自分だったらA4の紙にメモして折りたたんでコンパクトにして持ち歩くかな。そんな程度で良いかと思う。

気づいた点・・・・

マイクロフィルムは全くの無知だったので、「マイクロフィルム入門」でマイクロフィルムの種類や取扱、現像処理の方法、検索についてなど理解。

あとは
スキャナの種類を問うのもあったな。こういう場合に用いられるスキャナの種類とは・・・スキャナの性能を試験する方法とか?ダメダメだった法関係では、コンプライアンス、内部統制、デジタル文書にしなければならない理由や、○○法では何が認められているかとか・・・。ああPL法とか出たな。役所が文書管理する法律は?とか。
データのアクセス頻度HOTデータとかCOLDデータとか。
情報漏洩対策の方法やその教育方法とか。デジタル・フォレンジックとか。
ダブリンコアも出た(オハイオ州のなんちゃら)

さて次回・・・・多分この調子だと1級の受験も考えないとダメなのでしょうけど、2級がこの首の皮一枚だと1級なんて相当腰を据えて頑張らないとダメだろうねえ。テキスト9章のプロジェクトマネジメントも出題されるのでさらに覚える範囲が拡がるし。

あ、そういやこの団体にて勉強会を開催しているみたい。2日でテキスト無い方で32,000円ほど。4冊のテキストがある人は21,600円だそう。きっと受験対策など手厚いはずなので、自力で勉強するのがイヤでサイフに余裕がある方は利用してみるのも手じゃないかな。まあ自分は勉強して受かるのなら自力で頑張ってみたい派ですけどね。

帰りはちょっと浮足気分だったので駅前の大きな本屋さんにて文庫4冊調達。これでまた通勤時は読書ができるわ。



お受験の際には必ず持ち歩くお守り。
手にするまでには色々と経緯というか教えて頂いた大切なお話とかあってね。いつもは机の前にぶら下げているもので、勉強している姿を見守ってくれているもの。
今回の試験も合格できました。いつもありがとうございます。
勉強し合格できたことが恩返しです。

4,344文字

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